新宿東口の猫

2021年7月、新宿東口に突然現れた巨大な三毛猫「新宿東口の猫」の情報ページです。

「新宿東口の猫」とは

新宿東口駅前広場、クロス新宿ビジョンのための錯視3Dを利用した映像コンテンツです。

単なる3D映像としてだけではなく、ランドマークキャラクターとして大きな猫がビルに住んでいるかのように設計され、放映が始まる朝に猫が目覚め、日中に何度も現れ、夜は眠くなって消灯します。高く狭いところが好きな猫の特性や耳やしっぽと猫の感情の連動など、猫の存在感が巧みに演出されています。

この架空のキャラクターは、キャラクター看板やモニュメントなど、「八百万の神」が日常空間に同居する日本的な独特のユーモアとして海外メディアでも取り上げられました。さらに猫をめぐる二次創作も多く登場し、SNSで拡散。背景のストーリーがSNS上で展開していく現象は、都市の屋外サイネージの枠を越え、ファンが参加してつくる新たなエンターテインメントメディアとしての可能性を示しました。

VRやパソコンなど閉じた仮想空間ではなく、都市の開かれた屋外ビジョンでバーチャルキャラクターと出会える点も新しい試みとなっています。

「新宿東口の猫」のSNS

現地での放映だけではなく、インターネットでも新宿東口の猫は大人気。
猫さまの勇姿は全てYouTubeでアーカイブされ、Twitterではフォロワーさんに毎日挨拶しています。

Twitterでは、猫目線で日常のあれこれをつぶやいています。

今までの猫さまの勇姿や、放映された3D広告がアーカイブされています。また、クロス新宿ビジョンから猫さま目線のライブカメラもあり、新宿の様子を24時間楽しむことができます。

国内外のアワード

株式会社クロススペースが受賞したアワードの一覧です。
2021年7月に公開された屋外広告『新宿東口の猫』は、またたく間に世界的に拡散し、数々のアワード・広告賞を獲得いたしました。

59JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール
屋外・交通広告部門 グランプリ

VFX-JAPANアワード2022
CM・プロモーションビデオ部門 最優秀賞

デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’21/第27回AMD アワード
年間コンテンツ賞「優秀賞」

Spikes Asia 2022 Outdoor部門:Special Build ゴールド

第25回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門
ソーシャル・インパクト賞

第9回 広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞
(JAAA 若手大賞)大賞

アジア太平洋広告祭(ADFEST 2022)
MEDIA LOTUS ブロンズ

第75回 広告電通賞 OOH部門 OOH広告最高賞

第75回 広告電通賞 イノベーティブ ・アプローチ部門
イノベーティブ・アプローチ最高賞

MAD STARS 2022(釜山国際広告祭)
Outdoor部門:Special Build ブロンズ

MAD STARS 2022(釜山国際広告祭)
Outdoor部門:Non-Formatted Digital Outdoor クリスタル

Q&A

Q.どうして3Dに見えるのですか?

A.人の目の錯覚を利用して、新宿東口の駅前広場からクロス新宿ビジョンを見た時に、立体的に見えるように細かく計算して、動画を制作しているためです。また、猫がいる「部屋」と「猫」の関係にも工夫をし、背景の白い部屋の手前に、猫の耳やしっぽを出すことで、人間の脳が勝手に奥行きを感じて、飛び出したように感じます。さらに、湾曲したLEDビジョンも、人の目の錯視を誘導しています。

Q.なぜ、3D動画を放映する大型ビジョンが設置されたのか?

A.日本有数の人通りを誇る、かつては「待ち合わせ」のメッカだった「新宿東口駅前スクランブル交差点」も、当時は多くの人が行き来するだけになっていました。人々に足を止めてもらえるよう、人目を引き付ける3D動画を放映する大型ビジョン(4K相当)を設置しました。

Q.なぜ「猫」が選ばれたのですか?

A.縦8m×横19mの大型湾曲スクリーンを活かした3D映像の企画コンペにオムニバス・ジャパンが参加し、3D巨大猫を含む、複数の企画を提出。「ただそこにいてゴロゴロする猫がいたら」という発想から誕生しました。
渋谷にハチ公、池袋にいけふくろうがいる中で、新宿も同じくらい皆さんに愛されるキャラクターは何かということで、「猫」が採用されました。
国内外の旅行者が、この猫を見るために新宿に行ってみよう、と考えてほしいという願いも込められています。

Q.いつ行ったら見れますか?

A.「新宿東口の猫」を確実に見るには、毎時4回(00分,15分,30分,45分)放映されている『猫ちゃんねる』コーナーをご覧いただくのが確実です。この番組ではショートムービーのような長尺の動画(『SHORT FILMS』シリーズ)が2~3本続けて放映されます。
さらに、広告の合間にも猫はランダムで登場し、毛づくろいをしたりゴロゴロしたり、お部屋でくつろぐ素の表情を見せてくれます(『DAYLY LIFE』シリーズ)。

また、ビジョンの営業時間(朝7時00分〜夜1時00分)前後にそれぞれ8分間、猫がビジョンを独占する、スペシャルタイムがあります。朝は『DAYLY LIFE』シリーズ全てのコンテンツが、夜は徐々にウトウトと眠りに落ちていき、最後は寝落ちしてビジョンの電源を切り、一日の放映を終えます。

猫を含む3D動画の放映スケジュールは、クロス新宿ビジョン公式Twitter、またはビル1F「新宿東口の猫のカフェ」の外壁に掲示されています。

Q.3Dに見える撮影ポイントは?

A.「新宿東口の猫」動画は、所定のポイントから見ることで、より正しく3Dに見ることができます。「新しい部屋」編は広場の大きな木のたもと、その他の映像は信号待ちのあたり、が一番良く見えるポイントです。

Q.スマホで上手に撮影する方法は?

A.高精度な映像であるため、スマホなどの撮影時、モアレ(縞模様)が出やすくなっています。
スマホであれば被写体を明るくして撮影、カメラであればシャッタースピードを下げて撮影すると、綺麗にとれる傾向にあります。

Q.この猫の性別は?

A.この3D巨大猫は現実では大変珍しいオスの三毛猫です。新宿に来たら会える特別で幸運をもたらす猫になることを意識しています。

Q.どんな首輪をしていますか?

A.日本の伝統工芸である組紐とちりめん玉でできた首輪をつけており、日本らしさを散りばめています。この首輪は、猫用には「首輪」、人用には「ブレスレット」として、「新宿東口の猫のカフェ」と、「新宿東口の猫の通販サイト」にて販売中です

Q.柄の特徴はありますか?

A.「新宿東口の猫」の後ろ足の付け根の模様は、新宿区の形の模様となっています。

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